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自分が読んだ漫画の記録です。昔読んだものから最近のものまで、少しずつ揃えるつもりです。 コメント、トラックバック、お気軽にどうぞ。
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此花亭奇譚 天乃咲哉 一迅社 既刊2巻



狐のお宿の仲居を中心にした、ほのぼの物語の第2弾。春の物語を扱った前巻に続き、今回は夏の物語を収録。此花亭での怪談、近くでの夏祭り、河原で、柚は不思議な体験をする。

雑誌に3か月に1回の掲載ながら、同時掲載も行なったため、前巻からわずか7か月で発売となった。ほのぼのとしたファンタジーに若干の百合要素を加えた作風は、今回も健在。夏らしいイベントが散りばめられている。

第五話「此花亭怪談」は、怪談中に本当の幽霊が舞い込んできてしまう話。仲居全員が少しずつ登場する唯一の話でもある。原稿の締め切りに追われる作者と思しき人物も登場。第八話「櫻と河の神様」は、櫻と河童の無言の駆け引きが楽しい。夏祭りを取り上げた第六・七話は、柚の純粋な優しさに触れられたり、蓮の乙女な内面が覗けたりと、盛りだくさん。ちなみに、夏祭りでは、酒を嗜む作者の姿を見ることができる。随所に顔を出す作者探しをしてみるも楽しい。

作者ブログによると、次巻の発売までは、しばらく間が空きそうだ。単行本の発売ペースは遅くとも、作品自体は長く続くことを願う。


■過去の記事■
『此花亭奇譚(1)』
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此花亭奇譚 天乃咲哉 一迅社 既刊1巻



人間に育てられた狐の物の怪、柚は、物の怪たちが暮らす町にある宿、此花亭で仲居として働くことになる。柚の指導係に就いた皐を始めとした他の5人の仲居や、宿を訪れた客との間で繰り広げられる物語。

主人公、柚の無邪気な性格に人々が翻弄されつつも、大切なことを教わっていく物語。全体的に流れる和風の雰囲気や、温泉のサービスショットは、作者の初期の作品『現神姫』を彷彿とさせる。ただし、殺伐としたシーンは一切なく、ゆったりとした時間の流れとほのぼのとしたストーリーが特徴。少し萌えが意識された『ARIA』と表現すれば良いのだろうか。忙しさに溺れてうっかりすると見失ってしまいがちな季節の変化、不器用でも精一杯お客のことを考えて働くことの大切さ、普段は心を閉ざした人が心を開くことの感動などなど、物語は優しさに満ちている。

百合要素は露骨には出ていないので、それほど読者を選ばない内容であろう。
カバーを外すと、おまけ漫画あり。

公式HP

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