忍者ブログ
自分が読んだ漫画の記録です。昔読んだものから最近のものまで、少しずつ揃えるつもりです。 コメント、トラックバック、お気軽にどうぞ。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新コメント
[08/11 黒きオーラ]
[04/13 黒きオーラ]
[01/04 黒きオーラ]
[08/04 黒きオーラ]
[07/19 黒きオーラ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
S. K.
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/04/15
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
時計
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

DearS PEACH-PIT メディアワークス 全8巻

 

200X年、宇宙から来たUFOが地球に不時着する。そこには、宇宙人が乗っていた。彼らは地球人としての市民権を獲得し、日本国籍を得て、日本で暮らすことになった。彼らは、「親愛なる」という意味をこめて「ディアーズ」という呼び名を与えられた。ディアーズの人気は凄まじく、連日メディアが取り上げるほどの注目度であった。
ある日、カプセルに入ったディアーズを運ぶトラックが事故を起こし、カプセルが1つ行方不明になる。そのカプセルから出た女性のディアーズを、高校2年生の幾原武哉が見つけるところから物語は始まる。
武哉はそのディアーズをレンと名付け、レンは武哉の家で暮らすことになる。
ディアーズとは、実は故郷の星では奴隷として扱われていた種族であり、レンはその中でも「ゼロナンバーズ」と称される欠陥奴隷であった。美しく、スタイルも良い外見とは裏腹に、ディアーズは悲しい運命を背負った宇宙人なのであった。


『Rozen Maiden』や『しゅごキャラ』で有名なPEACH-PIT初の長期連載作品。絵は他作品に比べていかにも男性誌向けのところがあり、そこに抵抗感を持ってしまう人もあろう(実際、自分がそうだった)。
しかし、話は思いのほかシリアスで、いろいろ考えさせられる内容になっている。人を好きになるとはどういうことか、自分の意志とは何なのか?異質なものと暮らすとはどういうことなのか?
それでいて、コミカルな部分とシリアスな部分のバランスが取れている。特にコミュニケーションに関するミスは、よく練られていて、面白い。ディアーズ達は、故郷の星では奴隷種族という地位にいたため、その環境に適応し、自らの意志というものは、とっくの昔に忘れてしまった。だから、レンは自分の主人である武哉の言うことは何でも聞こうとする。武哉は理想的な美少女奴隷を手にしたわけである。しかし、武哉はレンが奴隷ゆえに自分に尽くしてくれるという状況に、納得がいかない。それゆえに、迷い続けるのだった。その葛藤は、物語の大きなテーマの1つである。
武哉を取り巻くディアーズは、武哉との関わりの中で、徐々に影響を受け、心を動かされていく。その変化が最も如実に現われるのがラストであり、読者としては胸打たれる。
密かに、私がPEACH-PIT作品の中で最も評価している作品である。
PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示

この記事にトラックバックする



この記事へのトラックバック
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[10] [9] [8] [7] [6] [5] [4] [3] [2] [1]

Copyright c 漫画日記。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]