青春フォーゲット! 岬下部せすな 双葉社 既刊3巻
思ったら一直線の高校生、奈月太陽と、日々の記憶をリセットしながら生きる少女、日向こかげの青春ラブコメ。何とかこかげの記憶に自分の存在を刻みつけようと試みる太陽だったが、その努力は空しく、時間だけが過ぎていくのだった。
自分の思いは届くことはないのか、太陽がそう思っている間にも、少しずつこかげの心の中には違和感が芽生えていた。なぜか太陽という存在を異常なまでに忘れてしまう自分に、太陽と他の女の子が一緒にいるとモヤモヤした気持ちになる自分。しかし、こかげにはその違和感の正体がつかめなかった。
そんなこんなで夏休みに訪れた太陽の家で、事態は急変する。太陽の部屋にある昔の思い出の品々に触れていくうち、太陽とこかげは、2人の間に共通する思い出があることに気付く。こかげの記憶喪失は、かつてこかげが母を失って苦しむ太陽のために行った記憶消去作業の後遺症だったのだ。かつて太陽に恋していたと知って戸惑うこかげと、事実を知って有頂天になる太陽。こかげも自分の気持ちに正直になり、ついに2人の恋人生活が始まるかというとき、また新たな問題が2人を待ち受けていた。
ライバル霧島海詞も登場し、物語はヒートアップ。太陽君、魅力的な女性に囲まれ過ぎです。デレにデレる日向さんも可愛い過ぎ。思いっきり青春モード全開の台詞が、恥ずかしくも爽やかで心地良い。
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