こどものじかん 私屋カヲル 双葉社 既刊7巻
4巻以降はまだ読んでいません。
レビューは、後の機会に。
まずは、あらすじから。
新人の小学校教師、青木大介は3年生の担任に配属される。クラス内のませた女の子の九重りんに惚れられ、りんとその友達を中心に振り回される。同僚の女性教師、宝院先生や、りんの保護者である若い男性レイジも関わり、物語は進む。
あらすじだけでは、単なるラブコメのような印象になるが、実際の中身は、単純に「ラブコメ」という言葉では括れないほど、様々な要素が入っている。
例えば、本作は教師という職業について、非常に考えさせられる場面を多く含む。教育問題について、生徒との関係について、授業の難しさ、教師の多忙さなどなど。新人の大介は、不器用ながらも、そういった問題に真正面から真剣に向き合っていく。
一方、大介に女として見てもらいたいのに、それが教師・生徒という関係ゆえに、一筋縄ではいかないことにもどかしさを感じるりんの想いは強まる。また、りんを生徒としてしか考えなかった大介にも、心情の変化が訪れる。
実はまじめな要素がいっぱい詰まった漫画である(確かにロリコン漫画という体裁があるのは事実だが…)
今後の展開が気になる作品のひとつだ。
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