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自分が読んだ漫画の記録です。昔読んだものから最近のものまで、少しずつ揃えるつもりです。 コメント、トラックバック、お気軽にどうぞ。
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カラフル・クロウ 秋乃茉莉 秋田書店 既刊2巻



和歌山から東京へと転校してきた、短ランを着た絶滅危惧種ヤンキー、鈴木宙と、烏守神社を守るカラスのクロウの物語の第2弾。宙は、同じ学校に通う二宮みことと知り合う。みことは、近所の八幡神社の跡取りとして育てられている少女であった。烏守神社を守るべく、宙は新たな味方を得て奮闘する。一方、宙が惚れ込んだ学級委員長の立花沙織の秘密が明かされたりと、注目すべき点も多い2巻。

今回も、楽しい話やちょっと良い話が盛りだくさんの展開だった。2巻の第1話からは、宙にとってのもう1人の重要人物となる二宮みことが登場する。妖怪を見る霊力をもった彼女は、その能力を嫌っていたが、人に色が見えるという宙の能力を知り、宙に励まされたのをきっかけに、本来持っていた明るい部分も発揮できるようになる。立花沙織も交えた三角関係がここに成立する。

一方、立花の方は、烏守神社を取り壊してマンションの建設を進めようとしている立花建設の娘であることが判明する。これまでも、何となくそれを匂わせるような描写はあったが、初めて真実がわかるようになる。

宙と立花による生徒会長選挙の話やマンションのお祓い、神社のパワースポットとしての売り出し計画など、それぞれのエピソードが面白い。これらの経験を通して、宙が少しずつ東京での生活に馴染んでいく姿を見届けるのも、読者としての楽しみだ。時代錯誤ヤンキーだからこそ、人情に溢れ、周囲の人を惹きつけるのかなと思った。ちなみに、宙は定期試験の理数系の科目はすべて満点で、実は頭脳面も優れていた。『ヤンキー君とメガネちゃん』もそうだったが、イマドキのヤンキーは勉強ができないと支持されないのかなと思ってしまった。

■過去の記事■
『 カラフル・クロウ(1)』
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カラフル・クロウ 秋乃茉莉 秋田書店 既刊1巻



和歌山の高校から東京の高校に転校してきた鈴木宙は、ブレザーの制服の中で1人だけ短ランを着こなす一昔前のヤンキー気取り。関東制覇を目指して上京するも、学校の生徒からは相手にもされない。生まれつき、人間の放つオーラや人間の感情が色になって見える宙にとっては、新しい高校の生徒は彩の一切ない灰色に見えている。

ある日、宙は携帯電話を紛失し、拾ってくれた人物の指定するところへ向かうと、そこは烏守神社という寂れた神社だった。宙は、クロウ(九郎)と名乗るカラスに出会い、神社の後継者となる誓約をする。宙は、神社を取り壊してマンションを建てようと目論む建設会社と戦い、神社を守るべく奮闘することになるのだった。

義理と人情にもろい時代錯誤のヤンキーがカラスと友情を育むという、コミカルな設定の物語。宙の時代にそぐわない格好の付け方が笑いを誘うとともに、どこか温かい気持ちにもなる。商店街のおじさんやおばさんまで巻き込んでマンション建設反対の運動の先頭を切る姿など、なかなか良い奴じゃないかと思ってしまう。

そして、本作のもう1つの面白さは、宙とクラス委員長である立花の掛け合いだ。灰色に見えるクラスメイトの中で唯一ピンクの鮮やかなオーラを纏っていたのが、委員長の立花であり、宙はそんな立花に興味を持って、何かとちょっかいを出す。ヤンキーの男の子と学級委員長の女の子という、少女漫画の王道とも言える組み合わせだが、ヤンキー君が時代遅れの分だけ、面白さが増す。今後が楽しみな作品。
空が灰色だから 阿部共実 秋田書店 既刊3巻



表紙の「心がざわつく」というフレーズに惹かれて購入した本。オムニバスだから、3巻からの参入でも影響が少ないかと思い、突如最新の3巻を買ってみた。

思春期を過ごす少年少女の日常を描いたのが、本作。しかし、いわゆる「日常系」とはかけ離れた、本当の日常が描かれる。特に、思春期特有の感情の描写が鋭い。万能感と優越感に浸り、他人とは異なった個性を求めつつも、他人と違い過ぎることを極端に恐れ、ふとした瞬間に孤独を感じ… そのような感情に、作者はとことん迫る。そして、時に共感的な温かい視点で、時に皮肉とユーモアたっぷりの筆致で、葛藤に苦しむ少年少女の心を曝け出す。

本作に触れていると、大人になるにつれ、いつしか遠くのもののように霞んできてしまった気持ちが、鮮やかに蘇ってくる。思えば、年齢を重ねるにつれ、徐々に青春の痛みは忘れ去られ、思い出は美化されるものだ。しかし、本作がこれでもかと投げかけてくる青春の日々の苦しさ、辛さ、孤独を目の当たりにし、作中の少年少女の心の叫びが聞こえたとき、読者の心は多感な青春時代に引き戻される。そして、読後には、まさに「心がざわつく」経験が訪れる。

もちろん、青春時代真っ只中の読者であれば、共感せずにはいられない思いに駆られるかもしれないが、青春時代を忘れ去った人も十分に入り込める世界が広がっている。
ラズ・メリディアン 結賀さとる 秋田書店 全6巻



さてさて、2010年も師走を迎え、いよいよ終わりが近づいてきた感がある。年が変わる前に是非取り上げておきたいと思ったのが、本作。作者初の少女漫画で、今年の1月に最終巻が発売された。

高校生の間白マナの隣家に引っ越して来たのは、幼いころにさんざんいじめられたという嫌な思い出しかない、竹井千尋だった。今まで、不思議なことなど起こらない、平凡な高校生活を送っていたマナだったが、千尋にもらった指輪で、異世界"アヴァロン"へ召される。マナはそこで、伝説の王、アーサー王に仕えていたという騎士、ランスロットに出会う。ランスロットもまた、自らの世界"キャメロット"から"アヴァロン"へと飛ばされてきたのだった。マナは、ランスロットを元の世界へ送り返すべく、現実の世界と異世界の間を行き来することになる。そして、ランスロットとの秘密が千尋にも知られてしまい、ひょんなことからランスロットも現実の世界で暮らすことになる。

マナ、千尋、ランスロットの三角関係や、それにマナの友人ナガちゃんを加えた四角関係といった、少女漫画の王道と言えるような展開を中心に据えつつも、友人関係、両親との関係、将来の進路などの問題と悩み向き合う、繊細で多感な高校2年生という時期もテーマとして扱った作品。マナのことや自分の出自について悩む千尋、ランスロットに告白し思わず涙するマナ。多感な時期を生きる高校2年生が登場する舞台にマッチした、平凡で、しかしきらめきに満ちた作品舞台が素晴らしい。

霧が深く、歪んだ世界とされる"アヴァロン"には、現実世界のそっくりさんがいる。彼らは、マナ達に何かを訴えかけている。彼らが"アヴァロン"と現実世界の架け橋となり、、時に微笑ましく、時に大事なことを教えてくれるという設定は楽しい。

物語のラストで"アヴァロン"の霧が晴れたのは、それぞれの人物が心の奥底にしまいこんでいた過去を解き放ち、現在の自分に向き合う準備ができたことを象徴する。まだまだ、彼らの物語は続く。

ランスロットがかつて魔の手に操られることで"キャメロット"に起きた事件は重いけれども、全体としては殺伐とした感じはない。同じ作者の『E'S』の雰囲気とは大分異なる。最強の敵とも思えるモルガンとの戦いも、無血での決着を迎えた。最後まで"アヴァロン"は御伽噺のような世界を維持し続けた。ゆったりとしていて、それでいて滔々と流れる時の中で、優しいファンタジーが紡がれている。読むと温かい気持ちになれる作品だ。
ママは同級生 あづまゆき 秋田書店 既刊3巻



高校生の如月遼は、幼い頃に母を亡くし、父との2人暮らし。医師の仕事で忙しい父は、家を空けることも多かった。それでも遼は、同じ学校に通う遥と付き合うなど、平凡ながら幸せな日々を送っていた。ある日、学校から家に帰ると、同年代のグラマラスな女性がいた。実は、その女性は父親の再婚相手であり、遼の同級生でもあったのだ。遼は、同級生かつ母親の今井結花と、秘密の同居生活を始めることになる。

初め、この設定は、萌えの視点から迫る現代版源氏物語かと思った。しかし、遼は恋人の遥をとても大切にしていて、結花に惚れ込むというドロドロ展開にもならなかった。遥と結花も良い友人関係になり、平穏な日々を送っている。

むしろ、巻を進めるにつれ、義理の母と息子という関係になった同級生が、お互いの関係にどう対峙するかという部分に焦点が絞られてきた。初め遥が2人が一緒にいる姿を目撃したときは、結花が嘘と真実をうまく混ぜ合わせた機転の利いた弁明をすることで、事なきを得た。ところが、同じ高校の1学年下の緒方レオの出現後、事態は急変。もはや遥に秘密を隠しきれないと思った遼は行動を起こす。それに対して結花は衝撃を受ける。皆にとっての幸せとは何だろう。案外真面目な方向へ向かって行った。

ヤング向けだけに、お色気描写が豊富。綺麗な絵と相俟って、この作品の柱の1つ。三つ編み眼鏡の少女が、三つ編みを解き、眼鏡を外すと…というお約束パターンも。

単行本の発売ペースは、ほぼ1年に1回。毎回、続きが気になる形で次の巻へとつなげるのがうまい。また1年後、本ブログで紹介できることを祈りつつ、今回の記事を締めくくる。
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