忍者ブログ
自分が読んだ漫画の記録です。昔読んだものから最近のものまで、少しずつ揃えるつもりです。 コメント、トラックバック、お気軽にどうぞ。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[08/11 黒きオーラ]
[04/13 黒きオーラ]
[01/04 黒きオーラ]
[08/04 黒きオーラ]
[07/19 黒きオーラ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
S. K.
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/04/15
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
時計
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ラブラブエイリアン 岡村星 日本文芸社 既刊2巻



2016年7月から放映中のドラマにすっかりはまってしまって、原作へと流れついてきて出会った。作者本人は、本作をセリフが多くて読みにくい下衆な漫画と言い、単行本の発売すら奇跡という姿勢である。ところが、この漫画の存在を知り、本を手にした読者からはやがて大きな反響を得ていくことになり、ドラマ化まで実現したのだ。

タイトルからは、宇宙人が出てくるSFラブコメのようなものを想像すると思うが、実際は大きく異なる。物語の大半を占めるのが、手のひらサイズの宇宙人2体がたまたま不時着したアパートに暮らす、アラサー女子の言いたい放題会話劇である。もちろん、SF要素はゼロではない。宇宙人は、目的の人間を瞬間移動させてその場に呼んだり、人に本音を話させる本音光線を浴びせたりと、ドラえもんばりの働きを見せ、それが物語の展開上では必須の力となることも往々にしてある。しかし、基本は「女子の会話、時々宇宙人ならではのツッコミ」で見せる会話劇だ。

登場するアラサー女子は、調理師、美容師、歯科衛生士、検事。皆仕事は一生懸命やり、知性も感じられる(例えば、彼女らの相撲知識にはびっくりである)。変に男に媚びる奴なんてくそくらえという態度だし、芯の強さも持っている。だからだろうか、本音で相当な会話をしているはずなのだが、それが嫌味にならず、むしろスカッとした気分で読んでいられるのだ。

宇宙人も、基本は地球人を野蛮で知的レベルに劣ると見下し、「ココが変だよ、地球人」的な指摘をすることがあるが、真っ当な正論なので怒る気にもならない。NASAに連絡されることを極端に恐れたり、意外とアパートの面々に愛着を感じていたりと、可愛くて憎めない面もある。

3巻は出るのか。それが目下の心配事ではあるが、ドラマ化の流れにうまく乗り、何とか発売にこぎつけてもらいたいところだ。
PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[258] [257] [256] [255] [254] [253] [252] [251] [250] [249] [248]

Copyright c 漫画日記。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]