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となりの柏木さん 霜月絹鯊 芳文社 既刊2巻



オタクな高校生、桜庭雄斗と、隠れオタクの柏木琴子が繰り広げる微笑ましいラブコメの第2弾。絵師Sayaneの人気が急上昇する中、雄斗の気持ちは複雑だった。うっかりSayane本人である柏木さんの前で、「冷めちゃったりしない?」と言ってしまい、柏木さんはショックを受ける。しかし、冷静になって自分の言動を振り返った2人はお互いに謝り、関係は修復する。そして、ついに柏木さんは、自らがSayaneであることを打ち明ける。望外の喜びを得た雄斗だったが… 一難去ってまた一難な展開。

今回の帯のメッセージは、「お絵かきSNSで始まった恋は楽しくて、ちょっぴりむずかしい。」。正直、これが本書の内容を実に巧く言い表していて、これ以上の言葉は不要にさえ思えてしまう。これまで雄斗にとっては、3次元の憧れ=柏木さん、大好きな絵師=Sayaneという単純な構図があった。しかし、この4つの項がすべて等号で結ばれることになった今、これまでとは違った人間関係が発生する。雄斗の性格は、どこまでも真っ直ぐだ。ストレートに謝る潔さはあるけれど、周りが見えなくなってしまう危険も秘めている。そんな性格が災いを生んでしまう。現実は厳しい。

柏木さんにとっても、現実はシビアだ。自分が絵師Sayaneであると晒したことで、雄斗との距離を縮められたように思えたのも束の間。柏木琴子とSayaneは同一人物であるはずのに、雄斗の気持ちはもう1人の自分であるSayaneの方へ向かう一方。

近づいては離れ、また離れては近づく。人間と人間が関わるって素晴らしい。だけど同時に、人間と人間がわかり合うのは難しい。そんなことを考えずにはいられない作品。

ちなみに、Sayaneという名前の半分(ne)は柏木琴子、もう半分(Saya)は、親友の福田清花に由来するのであろう。実は、本作は清花のエピソードにも結構ページを割いている。柏木さん大好きな福田清花と、雄斗の友人、草野和樹の間に恋が実るのかにも、注目。


◇過去の記事◇
『となりの柏木さん(1)』
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