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自分が読んだ漫画の記録です。昔読んだものから最近のものまで、少しずつ揃えるつもりです。 コメント、トラックバック、お気軽にどうぞ。
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xxxHOLiC CLAMP 講談社 既刊16巻



アヤカシが見えるという四月一日君尋は、自分の持って生まれた性質を取り除く対価を支払い終えるまで、次元の魔女、侑子の店で働くことになってしまった。侑子の元に訪れる、様々な客や、同じクラスの百目鬼、ひまわりと関わることで、四月一日は、様々なことを学んでいく。

今までのような、少しのんびりとした生活は長くは続かなかった。四月一日を取り巻く環境と人々に、変化が訪れる。女郎蜘蛛から右目を奪われる四月一日。自分を犠牲にすることで誰かを助けようとすることで、逆にその人を傷つけることになってしまうことを思い知らされることになる。これまでの優しい性格はそのままに、四月一日は成長を見せる。

そして、四月一日が好意を持つ、ひまわりの正体も明かされることに。この先、四月一日、百目鬼、ひまわりの三者の関わりが、今まで以上に密接になるであろう。それぞれが自分に課せられた宿命を背負いながらも、それに抗おうとする。四月一日の固い決意のもとに届けられた1羽の鳥は、かすかな希望を照らし出してくれる。人に、生きていて良かったと思わせることができる、四月一日の純真な優しさが光る場面である。

世の中にあるのは必然だけとするのが、本作の世界観。しかし、その必然の中でどう運命を切り開いていくかによっては、思わぬ収穫もあり、人生も捨てたものではないと思える。運命と自ら向き合う強さと優しさを伝えてくれるエピソードに溢れ、読む者に勇気を与える。


◆過去の記事◆
『xxxHOLiC (1)~(5)』
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魔法騎士レイアース CLAMP 講談社 全3巻



魔法騎士レイアース<新装版> CLAMP 講談社 全3巻



東京タワーでの社会科見学で偶然にして出会った3人の私立中学生、獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風は、異国の地、セフィーロに召喚される。セフィーロで最も大切なのは、強い気持ち。3人は、伝説のマジック・ナイトとして、その国の姫、エメロードを救うために戦うことになる。

『なかよし』に連載されていた作品であるにも関わらず、到底少女漫画とは思えないストーリーの作品。3人は、召喚の理由もわからないまま戦い、まるでRPGかのように武器や防具をレベルアップさせ、エメロード姫をさらった張本人であるとされる、神官ザガートと相見えるという展開。3人は、魔神(マシン)という巨大な存在と一体化し、敵と戦う。その後、『カードキャプターさくら』の連載を経て、作者CLAMPが講談社の中では『マガジン』に異動になったのもわかる気がする。

物語の終盤で、3人が召喚された本当の理由が明らかになる。マジック・ナイト召喚の裏には、善悪の二項対立によって単純に語ることのできない問題が、隠されていたのだった。もし、世界の中で孤独に自分の使命を果たそうと腐心してきた人が、皆と同じように人間として生きる道を選んだらどうなるのか。1人の人間を救うために、世界のすべてを敵にまわす必要があったらどうするのか。このような問いを投げかける形で物語は終了し、第2部へと続く。
さよなら絶望先生 久米田康治 講談社 既刊20巻



ネガティブ教師、糸色望と彼が担任するクラス、二年へ組の生徒たちが繰り広げるギャグ漫画も、ついに大台の20巻に突入。

帯には、「誰も止めてくれないからもう20集じゃないですか!!」の記述。一見様が入りづらくなっているのではないかというネタがあったのが11巻だった。本作は、それ以来まだまだ続いた。相変わらず、今回も「没個性」ならぬ「ボツ個性」(発揮すべき場所でなく発揮される個性)、「文化祭」ならぬ「分化祭」(細分化が進んだ世界の様子)など、絶妙なネーミングセンスでもって、世の中を風刺するネタは健在。さらには、連載200回目となる記念の回には、物事が続くことで逆に増えていくレガシーコストの話を取り上げるという秀逸ぶり。しかも、連載が5年も続けば、連載当初に中学生だった読者が成人するという台詞から、時の流れをしみじみと感じる。私は連載当初からの読者ではないが、該当する人にとっては大変な月日であろう。

隠れキャラや、以前のネタに登場した人物など、長く親しんできた読者に対するサービスが充実しているのはありがたいが、顧客の新規開拓を進めたいのも本音であろう。でも、アニメ4期に期待を懸けているところを見ると、まだまだ大丈夫なのかな。


◆過去の記事◆
『さよなら絶望先生(1)~(19)』
xxxHOLiC CLAMP 講談社 既刊15巻



四月一日君尋(わたぬき きみひろ)は、アヤカシが見えるという自分の持って生まれた性質に悩んでいた。ある日、ふと通りかかった店に誘われるように入っていくと、次元の魔女と呼ばれる侑子の元に辿り着く。その店は、願いを叶える店。対価さえ払えば、どんな願いも叶えられる。四月一日は、アヤカシが見えないようになりたいと願う。しかし、その対価は相当なものであり、その対価を支払い終えるまで、四月一日は侑子の店で働くことになってしまうのだった。侑子の元には、様々な客が訪れる。心に何かを抱えた人、解決して欲しい事件を抱えた人、人間以外のものも。四月一日は、バイトという名目で、侑子に付き合わされたり、客の元に送られたりして、客の対応を手伝わされる。その中で、四月一日は時に不思議な、時に教訓的な出来事に出会っていくことになる。

各話、何かと考えさせられる要素があるのが、魅力的な作品。オカルトファンタジーと称される作品とはいっても、扱われるテーマは普遍的なものである。人間の心の暗部、ことばに縛られる人間、動植物に対する人間の驕りなど。例えば、どんな願いも叶えるためには対価が必要で、うまい話など、そうあるものではないというテーマは、多くの依頼人に共通している。対価が必要だということを理解できない、あるいはわかろうとしない人間に待つのは、厳しい未来である。対価が必要な点では、四月一日も例外ではなく、彼は毎日のように侑子の店で働く。また、アヤカシを遠ざける能力を持つのは、自分の嫌いな百目鬼という男である。それでも、四月一日はめげずに日々の労働をこなす。対価を支払おうと勤しむ四月一日に明るい未来は待っているのか。
その他にも、狐のおでん屋、座敷童のバレンタインチョコなど、微笑ましいエピソードもある。

各巻とも、装丁に凝っている点が特徴。作品の妖艶な雰囲気を反映した表紙は、非常に綺麗である。本全体が雰囲気作りに貢献している。
スタンドバイミー 大羽隆廣 講談社 全2巻



20XX年、日本に向けて弾道ミサイルが発射され、日本は戦争の道を進むことになった。アメリカとの同盟関係も破棄され、もはや日本は自力で戦うのみとなった。徴兵制を導入していない日本では戦力が不足し、政府はやむなく学校から、志願兵という名目で強制的に兵を集めることとなった。神奈川県横須賀市の旧米軍基地付近にある県立日野高校にとっても、それは例外ではなかった。高校側は、何度か問題を起こし、退学直前となっていた問題児、宮本友也を戦地に送ることで密かにする。一方、友也というと、幼馴染みの伊藤ユキに密かな想いを寄せつつ、戦争のことなど大して気にせず、日々を過ごしていた。ユキの両親が他界して以来、2人は友也の母とともに、一つ屋根の下に暮らし、ささやかながら幸せな毎日を過ごしていた。ところが、友也が戦地に送られるという事実を知ったユキが、書類を書き換え、内緒で自らを戦地に向かわせることとなってしまった。為すすべなく、友也は訓練に励むユキを遠くから眺めるだけとなる。年末を迎え、ユキが家に戻れると思っていた矢先、ユキら志願兵が訓練を受ける駐屯地が爆撃される。友也は無防備にもユキを助けるため駐屯地に向かって駆けていく。2人の運命は如何に…

平和でいつまでも続くと思っていた毎日が突然、当たり前のものでなくなってしまったら、どうなるのか。それを戦争という題材を用いながら描いていく。設定に無理があると言ってしまえばそれまでかもしれないが、大胆な思考実験としての価値はあると思う。ニートは自衛隊に入って根性を叩きなおした方が良いなどと言われてしまう世の中だけに。
人間は、どうせいつかは死ぬ。それなのに、なぜ人は生きようともがくのか。友也は、好きな人とずっと一緒にいたいからというところにその回答を見つける。絶体絶命のピンチに追い込まれながらも、ユキと一緒にいたいという想いだけを頼りに、生きようともがく。その強い意志に、諦めかけていた他の自衛官が突き動かされる場面は、胸打たれる。

自分達が助かって生き延び、幸せという雰囲気に終始しない姿勢が良い。友也は、自分が生き残るために倒した敵兵が、自分よりも幼い少年であることを知り、衝撃を受ける。少年兵は、家族の写真を肌身離さず持っていた。友也は、戦争の不条理を痛感する。そして、友也は今まで世間にまったく無関心できた自分を反省し、自分にできることは何かと考え出す。

絵は奇麗で、それでいて迫力もある。もう少し連載が続いても良かった気がする。
さよなら絶望先生 久米田康治 講談社 既刊19巻




前回に続き、異色教師もの第二弾。
糸色望(いとしき のぞむ)は、高校の教師。名前を横書きにすると「絶望」に見えることから、「絶望先生」と呼ばれている。その名の通り、世の中をネガティブに見ることが特徴。そして、彼が担任を務める2年へ組には、個性豊かな生徒が多く集う。そんな生徒(大半は女生徒)とともに、望は人間の性や世の中のおかしなところに、突っ込みを入れ、絶望する。形式は1話完結が基本。このマンガがすごい! SIDE-Bで巻頭特集された。

少年漫画とは思えないような、世の中に対する鋭い突っ込みと、ネガティブなネタが売りの漫画。1巻は登場人物紹介、3巻くらいまでは様子見にすぎない(もちろん、それでも十分におもしろいが)。連載が続くにつれて、突っ込みの激しさが増し、過激なネタが増えていく。ギリギリのネタが楽しめるのが、長期連載の恩恵であろう。

本作の第1の魅力は、切り口の鋭さである。扱う対象は本当に幅広く、日常の思わず頷いてしまうようなよくある出来事から、芸能、オタク、政治や社会の核心に迫るような内容にまで及ぶ。絶望先生は、森羅万象に対して、時には飛躍の大きい解釈を施し、絶望し続ける。しかし、本作は決して社会に対して、「こうあるべきだ」とか、「こうでなければならない」といった主張はしない。社会の矛盾を見つけてはネタとして笑いの対象にするけれども、いやに説教くさい語りにはならず、本当の意味でのネガティブな方向には向かわない。ちなみに作者は、社会派作品と呼ばれるのは少年漫画として厳しいと登場人物を通して言っているが、社会派要素の強い作品なのは間違いない。

本作の第2の魅力は、非常に細かく描きこまれている背景である。話の本筋だけでなく、さりげないところにもギャグやパロディが登場する。一度読んだだけでは気づかないことも多く、後で読み返して発見することもしょっちゅうだ。回を重ねるごとに隠れキャラは増え続けている。例えば、麻生前首相など、ネタに登場したのは数回であるにもかかわらず、毎回どこかのコマに登場している。全裸事件を起こしたSMAP草彅剛も、途中から隠れキャラの仲間入りをした。

作風上、話の進め方がマンネリ化してくるのは、もはや避けられないことであろう。しかし、本作はところどころにスパイスの効いた話を取り入れることによって、不思議とマンネリ化を感じさせないようになっている。例えば、校庭にミサイルが落ちるという話(連載時は、北朝鮮のことで騒がれていた頃である)など。


★最新19巻について
11月17日に最新刊が発売したのを受けて、19巻について簡単にレヴュー。
19巻は、最近の流れと異なり、初期の頃のように、登場人物がドタバタを起こしていく形式の話が多かった。どちらかというと、社会派っぽい話よりも、純粋なギャグの方が多かった印象である。
しかし、圧巻だったのは、何とかして無駄な仕事を増やそうとする公務員の話。これだけ事業仕分けが話題になっている中、あまりにタイムリーでびっくりしてしまった。通常、本作は雑誌掲載時と単行本発売とにズレがあるため、ネタの新鮮さが薄れやすい。しかし、今回は偶然も重なり、こんなことになった。もちろん、タイムリーでなくてもおもしろい内容だったが。


さよなら絶望先生関連のHP

本作に関連したHPの紹介。熱心なファンが多いことが伝わります。

久米田康治ワールド Wikiサイト
元ネタ紹介サイト。ネタの幅が非常に広いのが本作の特徴。そもそも、各話のタイトルは文学作品や映画作品のパロディになっている。タイトルを始め、各話の元ネタをページ・コマ単位で詳細に説明している。
もう、いーかげんなおはなし
『神のみぞ知るセカイ』でも紹介したサイト。本作のファッションチェックをしている。
ヤンキー君とメガネちゃん 吉川美希 講談社 既刊14巻



学校一の問題児、品川大地は、クラスの学級委員の足立花から、社会科見学に参加するよう促される。おとなしく、真面目そうな彼女が、なぜそこまでして自分に参加して欲しいのかと問い詰めてみると…
何と、足立花は元不良であった。しかし、高校に入ってからは、自分を変えたいという願いから、学区外の学校を選び、おとなしくしていたというのだ。クラスに溶け込めない足立は、品川の援助を求めたのだった。このような出だしから始まるのが、この漫画である。その後、2人は徐々に行動を共にすることが多くなっていく。やがて元不登校の千葉、2年生に進級後は転校生の姫路を仲間に加え、生徒会に立候補することで、物語の主要メンバーが出揃っていく。

この漫画の魅力は、何と言っても、足立の恐るべき天然振りからくるギャグと、それに振り回されつつ、高校生活に楽しみを見つけていく品川の変化であろう。2人の着かず離れずの関係が、物語の醍醐味だ。品川が、足立は自分のことが好きなのかと思うたびに、その期待が裏切られるのが面白い。ちなみに、足立は品川よりも喧嘩が強い。

それにしても、品川は問題児と言えども、いい奴である。足立には協力するし(むしろ、足立に惚れているか?)、生徒会に入った後は、野球部のいじめ問題解決にも果敢に踏み込んでいく。実は、本気を出せば勉強もそこそこいける。こんなタイプは、女性からの支持も得られるのではないだろうか。ドラマ化したら、配役次第ではブレークしそうな気がする。
ドラゴン桜 三田紀房 講談社 全21巻




一種の社会現象にまでなった漫画。
2005年にドラマ化された。ドラマは、毎年のように再放送されている。

落ちこぼれの通う龍山高校は、経営状況が悪化し、ついに倒産の危機にさらされる。債務問題の処理のために高校へ派遣された、元暴走族の弁護士、桜木健二は、ひとつ自分の実績を残すため、龍山高校の超進学校化を提案する。その内容とは、3年生に特別進学クラスを設置し、年度末に1人東大合格者を出すことであった。水野直美と矢島勇介の2人がクラスに集い、数学・理科・英語・国語の特別講師を外部から迎え、東大合格へ向けての挑戦が始まる。3月の合格発表で2人の生徒が見せるのは、笑顔か、涙か…

この漫画から教わることは本当に多い。なぜかというと、本作は教育界、ひいては一般社会の常識に対して、疑いの目を向ける気概に満ちているからである。そのようなスタンスから放たれる言葉の数々には、なるほどと納得させられることが多い。
作者は、主人公の桜木や特別講師達に、様々な言葉を託し、日本の教育の問題点へと次々に切り込んでいく。彼らの言葉は、学校の先生からは決して聞くことのできないものである。たとえ言いたくても、学校の先生は、立場上そんなことは言えないかもしれない。そのような意味では、本作は、学校では得られないような社会の見方や勉強に対する考え方を補完するという役割を担っているとも考えられる。

だからといって、登場人物は突拍子もないことを言っているわけではない。確かに、本作では随所で型の重要性を指摘するが、型にはめる教育、詰め込み教育にも大切な面がある。大事なのはバランスである。一見過激にも見える教育法の裏には、生徒を伸ばすという、誰もが望む目標がある。読めば教育に対する見方が広がる。
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