「このマンガが凄いから読め!(仮称)γ版2010」へのお誘いを受け、当ブログ管理人評価による、年間ベスト5を発表します。
参加資格、及びランキング該当作品の基準は、
こちらを参照のこと。まだまだ間に合いますよ。
なお、ランクインさせたいながらも、私が最新刊まで到達していないという理由から、ランキングから除外する作品もあります。そちらについては、次点としてまとめました。次点作品の紹介は、当ブログの各作品紹介をご覧ください。
★年間ランキング★
○1位 『さよなら絶望先生』久米田康治/『週刊少年マガジン』連載
2009年には、第16・17・18・19集が発売された。
もう様々なところで評価されていて、何を今更と思うだろうが、今年発売された4冊の単行本に対して評価を下すという意味で、1位にしたい作品。とにかく、勢いが衰えない。各話の流れはもはや定着したと言っても良く、特別新しい展開が始まったとは言えない。それでも、ネタの危険さやブラックさは、ますますアップしたように思え、鋭さは相変わらず。これは評価したい。
●2位『神のみぞ知るセカイ』若木民喜/『週刊少年サンデー』連載
2009年には、第3・4・5・6巻が発売された。
ギャルゲの天才少年が、ギャルゲ理論を用い、現実の女の子攻略に挑むストーリー。連載当初は、ストーリーの形式上マンネリ化が心配と噂されていたが、そのような不安を払拭すべく、様々な試みに挑戦した作品。現在は、「連載が続くから、新しいことができる」→「新しいことができるから、飽きが来なくて連載が続く」という好循環に入っているような気がする。
○3位『ローゼンメイデン』PEACH-PIT/『週刊ヤングジャンプ』連載(月1回)
2009年には第2巻が発売された。
こちらも、既に様々なところで評価された作品。一度中途半端に終わってしまったものの、掲載誌を移しての連載再開。世界観の紹介に重点が置かれた第1巻とはがらっと変わり、物語が核心に向け動き出したのが、第2巻。相変わらず、作画、ストーリーともに良い。2009年に単行本が1冊しか出ていないのが残念。
●4位『御伽楼館』天乃咲哉/『コミックエール!』連載
2009年には、第2巻が発売され、これをもって完結。
『コミックエール!』の創刊とともに連載が開始され、休刊とともに連載が終了した作品。双子の姉妹が営む人形店は、少女に限り、大切なものと交換に人形を貸し出す。貸し出された人形が引き金となり、物語が始まる。時に人間の暗部を映し出す物語も、全体としては心温まるもの。連載終了が残念。今回を逃すと評価の機会がないので、第4位に。
○5位『幻影少年』万乗大智/『クラブサンデー』連載
2009年に第1巻が発売された。
今年は、オンラインの『クラブサンデー』から、多くの作品が単行本になって出版された年である。その中で特に注目なのが、本作。心理学的な要素を盛り込んだ少年漫画という立ち位置が魅力。この先、主人公の人間的な葛藤が描かれると、さらに面白くなっていきそうである。
■次点①『S線上のテナ』岬下部せすな/『まんがタイムきららフォワード』連載
□次点②『勤しめ!仁岡先生』尾高純一/『月刊少年ガンガン』連載
改めて見直してみると、色々な雰囲気の作品が入り混じった年間ランキングになったように思います。
ただし、比較的1話完結に近い作品が多い傾向が見られると、後で気付く始末… 長い作品を、じっくりと腰を据えて読むのは大変なものです。
来年も、様々な作品に出会えたらと思っています。
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